地球歴　手仕事ws　＠Life deco | gallery feel art zero | shop22

名古屋の Life deco | gallery feel art zero | shop22 で19日まで開催されている地球歴の展示会＆イベント【太陽・月・地球のめぐりと年・月 ・日、日本の暦と暮らす／手仕事編 by 冨田 貴史 さん】に行ってきました。


地球歴というのは、水金地火木土天海冥...太陽系を巡る惑星たちを地球の時間の流れで区切った地図、一年の地球の動きが一目で分かり季節や時期を知る事ができるもの。


地球には春夏秋冬の間にそれぞれ土用（次へ向かって準備をしていく移行期間）の時期があり、今日はちょうど冬〜春に向けての土用の約18日間が始まる日。

『自然界は物差しで測ったり区切ったりができないグラデーションの動きをしている。土の中では植物の種が力を蓄え眠っているところからはぜて芽を出し地上に姿を見せるというように。目には見えないけれど何もかもが確かに動き変わり続ける。地球という惑星に点のように存在する私たち。この大きな流れを星の動きからよみとって先読みしながら合わせながら次へ次へと準備をしていく。これが人々の生活、一日一日を生きていくために働くということ。現代社会では仕事をするために生きている、お金を稼ぐために生きている、と逆転している場合が多くないですか？それって人間が作り上げた社会の流れに呑み込まれているだけで人それぞれの主体的な人生ではないよね。あれがわからない...できるのかなぁ…これってどういうことですか？じゃなくて自らの行いに疑問を持って解決しながら知恵にしていく、主体性を持って一人一人が自分の人生を創っていく。そんなことがいろんなことが飽和しきっている今の時代、これからに必要だと思います。』

と、ぐっとくるお話でした。
私もお料理をしていて、お伝えしていて、心底そう思います。
私がお伝え出来るのは、食材の使い方や調理法の一例とか、この植物はこの季節に採れたよとか、地球に働いているエネルギーの法則を言語化したものとか、私自身が見て聞いて知って感じて実践している事とかそのくらいです。だからこれが全てや正解としてではなくみなさんが体験し判断し実践するための入り口として使っていただいて、じゃあ私や家族には今これが必要だな、私は自然とこういう形で関わっていきたい、そのために○○をしようなどなど想いを巡らせていくきっかけになれたらいいなと、そして人も自然も地球も共生していける方法をみんなで考え合って想い合っていけたらなと思っています。

今日のお昼。冬野菜＋球形野菜や土用カラーの黄色、春を呼び起こすような食材を意識した池田真紀さんという方のお弁当。噛んだ野菜の中からそれぞれの味がジュワッッとでてきて終わってしまうのが惜しい美味しいご飯でした。


ご飯の後は、星から読み取った自然のリズムを体感し生活の中に落とし込んでいく茜染め手仕事ワークショップ。大麻の布をなにに使おうかなぁと想像しながら刺繍したり縛ったり飾りをしたら、ミョウバン液につけて茜の根っこの煮汁に浸し水洗いして干す。

根っこは地球の中心に向かい凝縮していき身体を温め地に足つける力を持つ。だから茜染めしたものを腹巻きや靴下、下着など特に地肌に当たるものにすると薬効成分が身体に浸透し温め落ち着けてくれる。女性の冷えや婦人病にはとても効果があるといいます。『衣服は大薬なり』。昔の人の着物十二単の一番下は茜染めだったそうです。

都会のビルの中を天然草木染めの布たちがひらひら。


今日の作品。輪っか模様。


本当に大切な事や本当に幸せを感じる事を噛み締める豊かな時間。
人の想いも私の心身も温かい一日でした。




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