› iyaoi › まじめな話 › 食と農から人とまちを元気にする講演 第一回




お久しぶりです

帰って来ました

またお教室再開します 今回は2016年2月頃までを目処に その後の予定は未定です


お教室の最新日程はブログをご覧ください。 <最新お料理教室一覧>


2015/09末日




2013年09月19日

食と農から人とまちを元気にする講演 第一回

NPO 法人アクション・シニア・タンクさん主催のお勉強会。
静岡文化芸術大学 熊倉功夫学長の「日本の食文化を学ぶ」講演会でした。

食と農から人とまちを元気にする講演 第一回


日本古来の生活様式の中に現れている食の位置づけと、現代社会の家庭からはなれた個食・バラバラ食に現れるそれとの格差。
そして、世界無形遺産に登録申請中の「和食」のお話。
この登録に関しては、申請のために研究を重ねていけばいくほどに、豊かな精神、侘び寂びの心を感じる日本人を育てる食事を今一度見直し子どもたちに伝えていかなければ、この近代化の流れの中そのうち消え去ってなくなってしまうかもしれないという危機感がどんどん大きくなったそうです。
和食・伝統食を通じて
・生活の中に自然の恵みをとりこんで暮らして来た日本人。
 自然と共に有り、自然にいかされている事を自覚し尊重すること。
・素材から引き出される旨味を大切にすること。
・何をどう食べるか=誰とどう繋がっているか(人と...食べ物と...神様・自然と)を考える。
こういったことを国から、地域から国民に発信できる体制を作りたいというのが世界無形遺産に登録したい本当の目的、というお話でした。

人の暮らしを立てる柱といわれる“衣食住”。
“衣”と“住”は職人さんを守る法律やそれに伴う体制が整っているそうです。
“食”はそうでないのが現状だそうです。
・・・なぜ???
“食”することをやめたら“衣”や“住”を必要とする人はこの世から消えてしまうのに。。
“食”すること、どんな角度から見たって魅力的なのに。。

“食”を重き事として捉え食文化を継承していくには、一人一人の認識と「そうする」という覚悟しかないと思いますと度々繰り返されていました。深く共感します。

現代社会においてこれはとても難しい挑戦だけれども、100人のうち10人が聴いてくれたらもうけもん。一日に一回はお米を食べたいなぁと日本人の80%くらいは思うんじゃないかな。そうやってお米を食べているうちは日本人に刻まれた食文化の記憶も忘れる事はないでしょう。
結びのお話が小さな宝石みたいな響きに聴こえました。




同じカテゴリー(まじめな話)の記事
暦
(2014-03-17 20:08)

食品のお勉強
食品のお勉強(2013-12-03 21:31)

夕ごはん 2013.09.11
夕ごはん 2013.09.11(2013-09-11 20:56)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
食と農から人とまちを元気にする講演 第一回
    コメント(0)